1.1.3 組み合わせの評価

文責:@naoiwata

解釈系自身も手続きに従って式を評価する

組み合わせの評価の手順

  1. 組み合わせの部分式を評価する.
  2. 最左部分式の値である演算子を残りの部分式の値である被演算子に作用させる.

まず部分式を評価しなければならないことから, 評価の規則が再帰的 (recursive) であり手順の一部に規則自身を呼び出す必要があることがわかる.

一般評価規則

  • 数字列の値はその表す数値.
  • 基本演算子の値 (+, -, *, /) は対応する演算を実行する命令の列.
  • それ以外の名前の値は, その環境で名前と対応付けられたもの.

一般評価規則の例外

通常の式が演算子と被演算子から構成される一般評価規則の式の例外として特殊形式(special forms) がある. 特殊形式は固有の評価規則を持ち, 例えば define は第一引数を第二引数に対応づけるだけである.